野菜の出荷量が、じゃが芋、キャベツ、大根に次いで第4位の玉ネギ!!
収穫量は、北海道がその6割を占めています。
玉ネギの大部分は水分で、ビタミンやミネラルはそれほど多くは
含まれていませんが、玉ネギの甘味のもとであるオリゴ糖は、
ビフィズス菌などの腸内の善玉菌を増やす作用があり、
オリゴ糖と善玉菌によって腸の運動が活発になります。
また独特の香りと辛味の成分は、主に硫化アリルと言う、
調理の時目に染みる物質です。
この成分は交感神経を刺激して体温を上昇させ免疫細胞を活性化し、
風邪予防に効果を発揮し、さらに血液サラサラ効果や脂肪燃焼効果、
殺菌効果などもあります。
最近特に注目されている玉ネギの成分で「ケルセチン」があります。
これは強い抗酸化力を持ちLDLコレステロールの酸化を
抑制することで動脈硬化の初期病変を予防するそうです。
また玉ネギの加熱調理条件によって抗酸化力が異なり、
生で食べるより、焼いたり炒めたりした方が高くなるようです。
また油と一緒に摂取することで吸収効率が高まることも報告されています。